2016年8月16日 （仮訳）Pseudocamarosporium属への追加；イタリア産の2新種 Wijayawardene, NN. et al., 2016. Additions to Pseudocamarosporium; two new species from Italy. Studies in Fungi. Available at: http://www.studiesinfungi.org/pdf/SIF_1_1_1-1.pdf [Accessed August 15, 2016]. 【R3-03204】2016/08/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ イタリアにおいてコナラ属植物およびマツ属植物に発生した菌を検討し、それぞれPseudocamarosporium quercinum、P. pinicolaとして新種記載した。 両種はともに枯れ枝に発生し、石垣状の分生子を形成した。 そのほか、Paraconiothyrium fungicolaをParacamarosporium属に移した。 Italy, Province of Forlì-Cesena [FC], Pian di Spino – Civitella di Romagna （新種） Pseudocamarosporium quercinum Wijayaw., Camporesi & K.D. Hyde 語源…コナラ属の 【よく似た種との区別】 Camarosporium betulinum 同じコナラ属植物を宿主とする 分生子のサイズの範囲が重なる Camarosporium juglandis 同じコナラ属植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが大きい Camarosporium kursanovii 同じコナラ属植物を宿主とする 本種より分生子の幅が広い Camarosporium quercus 同じコナラ属植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが大きい Camarosporium variabile 同じコナラ属植物を宿主とする 本種より分生子が長い Italy, Province of Forlì-Cesena [FC], Corniolo – Santa Sofia （新種） Pseudocamarosporium pinicola Wijayaw., Camporesi & K.D. Hyde 語源…マツ属に生息する 【よく似た種との区別】 Pseudocamarosporium brabeji 同じマツ属植物を宿主とする nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい Camarosporium pini 同じマツ属植物を宿主とする 本種より分生子のサイズが小さい Camarosporium propinquum 同じマツ属植物を宿主とする （新組み合わせ） Paracamarosporium fungicola (Verkley & Wicklow) Wijayaw. & K.D. Hyde 旧名：Paraconiothyrium fungicola Verkley & Wicklow 【よく似た種との区別】 Paracamarosporium psoraleae nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で近縁 nrLSU+nrSSU+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される